“そこに住む人のことを第一に” 先代の志を継ぎ誠実な仕事を

ヤマトグループ:京都・奈良・徳島・岡山

株式会社 ヤマト産業

代表取締役 木野内 信孝

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─略歴

先代である父親の思いを受け、28歳で『ヤマト産業』を継いだ木野内社長。先代の取り組みを発展させ、同社ではシロアリ防除や床下換気扇などの設置、シックハウス対策といった住まいの中でも目に見えない場所の工事を手掛けている。“そこに住む人のことを第一に考える”という先代のモットーを今も基礎として全社で徹底しているという社長に、俳優の三ツ木清隆氏がインタビュー。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─対談

三ツ木 まず、御社の沿革から伺います。

木野内 当社は、私の父が26年前に創業しました。40歳を過ぎてからシロアリ防除の仕事を始めた先代の、この仕事に懸ける思いに私は胸を打たれ、先代の夢を自分の夢としていこうと後継を決意したのです。しかし一緒に働き始めてから3年後に先代が他界したため、私は28歳で会社を継ぐことになりました。

三ツ木 先代に仕事を教わった3年間は貴重な時間だったのでしょうね。

木野内 ええ。現場作業だけでなく、先代がいかにして仕事と向き合って当社の歴史を築いてきたかも学ぶことができました。先代がシロアリ防除の仕事を始めたのは、建物の中でも住んでいる人の目が届かない場所に着目したからだと聞いていたので、今もその発想を基に施工の幅を広げながら事業を進めています。

三ツ木 具体的にどういったことを手掛けていらっしゃるのですか。

木野内 主に手掛けているのは、シロアリ駆除と予防や床下換気扇などの設置、地盤調査です。中でも今はシックハウス対策に力を入れておりまして、空気触媒の力で人間にとって有害な物質を分解したり、空気をきれいにするための工事などを行っています。また、当社は近畿や中国・四国地域にもグループ会社を持っており、広範囲にわたった対応が可能なことも特長です。

三ツ木 お仕事をする上で大切にされているのはどのようなことでしょう。

木野内 先代のモットーである“そこに住む人のことを第一に考える”という意識です。これは今も当社の社風となっており、例えばお客様からご依頼を受けても、その工事が必要でないと判断すれば正直にお伝えしています。言われるがままの施工ではなく、本当に必要な部分を見極めることの重要性を社員全員が理解し、徹底して実践しているのですよ。

三ツ木 お父様の思いを社長がさらに深めていらっしゃるのですね。きっとやりがいあるお仕事なのでしょう。

木野内 ええ。お客様に喜んで頂いて、ありがとうと言ってもらえたときは格別の喜びを感じます。また、以前当社を利用された方から再度ご依頼を戴けたときなどは、お客様本位の施工を心がけてきた結果なのだと改めて思うのです。

三ツ木 誠実な取り組みがお客様の心に届いているからですよ。今後はどのように会社を発展させようとお考えですか。

木野内 しばらくは地盤を固めることに重点を置き、少しずつ拡大していきたいと思っています。これからも先代の志を継ぐグループ会社同士で切磋琢磨し、お客様の住まいの問題を解消していきたいですね。そして安心して過ごせる家づくりをお手伝いできればと思います。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

対談を終えて
「業務だけでなくお父様の信念も受け継いで誠実に取り組んでこられたからこそ、新たな信頼も生まれているのでしょう」(三ツ木 清隆さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名 称
株式会社 ヤマト産業
住 所
大阪府東大阪市加納3-8-12
代表者名
代表取締役 木野内 信孝
電話番号
TEL 072-962-0345 FAX 072-965-0336
掲載誌
報道ニッポン 2009年5月号
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