お客様、取引先、社会、そして社員── みんなで共に栄えていきたい

株式会社 蒼美堂

代表取締役 中村 勇洋

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─略歴

■「人」をすべての基軸に据えて──
楽しく働けば、100の力が120にも150にもなる──それが「蒼美堂」を牽引する中村社長の持論だ。経営者として社員がやり甲斐を感じられる職場づくりに力を注ぎ、「みんなには心の底から楽しみながら、働いてもらいたい」と話す。社員が楽しんでいれば店に活気が生まれ、店の雰囲気の良さはお客様に肌で感じていただける。店がお客様に愛されるか否かは社員の心の持ち方に左右される──社長は人を基軸にした経営に今後も重きを置く構えだ。
【足跡】 大阪府出身。父親の仕事の関係で、小学校の時、宮城県仙台市に移住する。二年半の後、再び大阪へ。同志社大学卒業後は銀行に入行し、大阪・北九州の支店勤務を経て退職。2007年4月、福岡にて「蒼美堂」を設立した。
2007年4月設立の「蒼美堂」。同社では「カーサ43」「ネットワーク」というショップを久留米に構え、衣料品・服飾雑貨の販売を行っている。社員とお客様の結びつきが非常に強いという同社を牽引する中村社長は、人を基軸に事業を展開。「当社は社員に恵まれています」と語る社長に、佐藤蛾次郎氏がお話を伺った。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─対談

佐藤 まずは、会社を設立されるまでの中村社長の歩みをお聞かせ下さい。

中村 もともと私は銀行員でして。学業修了後に入行し、大阪と北九州の支店に合わせて11年間勤務した後、退職しました。そして2007年4月に、「蒼美堂」を設立したんです。当社では、衣料品・服飾雑貨の販売を手掛けており、「カーサ43」「ネットワーク」という二つの店舗を久留米に構えているほか、インターネット上での販売も行っています。

佐藤 銀行員だった社長が、アパレル会社を立ち上げられたきっかけは?

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

中村 私は銀行を辞める3年程前から「起業したい」と漠然とですが考えていました。でも、なかなか起業する踏ん切りがつかなかったんですね。そんな時、経営を引き継がないかとのお話をいただきました。縁を感じ、私はその話を引き受けることにしたんですよ。そして設立したのが、「蒼美堂」です。

佐藤 金融からアパレルという畑違いの世界に進まれたわけですが、会社をいざ経営することになって、いかがでした?

中村 佐藤さんがおっしゃるようにこれまで働いていた世界とは全く違いますし、不安はありました。でもそれ以上に「やってやろう」という気持ちのほうが強かったですね。今も前だけを見て毎日必死です。

佐藤 お話を伺っていると、社長が強いお気持ちで会社経営に取り組んでおられることが伝わってきます。

中村 やることが多すぎて、立ち止まっている暇はないですね。

佐藤 力強いお言葉ですね。でも日々忙しいと、ストレスを感じることも多々あるのではありませんか?

中村 それがストレスはあまり感じないのです。それも、社員に恵まれているからこそでしょうね。良い社員が揃っているお陰で、私は楽しんで仕事をすることができています。

佐藤 では御社が運営している店のセールスポイントを教えて下さい。

中村 一番のセールスポイントは「社員」です。社員それぞれの個性を活かした接客が当社のスタイルで、私共の店には社員に付いて下さるお客様がとても多いんですよ。社員に会うために、わざわざ遠方から来店して下さっているお客様もいるんです。もし社員が辞めたら、お客様も一緒に当店から離れていくでしょう。それくらい、私共の社員とお客様の結びつきは強く、私はビジネスは人と人との結びつきだと思っています。その思いは、当社の企業理念にも込めています。

佐藤 では、その企業理念をお聞かせ下さい。

中村 四つありまして、一つ目は「お客様と共に」です。自社の商品・サービスを通して、お客様の人生がより輝くものとなり、また心豊かになるためのお手伝いを私共はさせていただいています。二つ目は「取引先と共に」。より良い品質の商品をお客様に提供できるよう、当社では同じ志を持つ取引先と親密なパートナーシップを築いています。三つ目は「社会(地域)と共に」で、一企業として利益を追求し、それが社会・地球環境に寄与することを最大の使命としているんです。そして最後の一つは「社員と共に」ですね。当社では、会社の財産である社員一人ひとりの人生を尊重しています。社員が強い理念を持った「一社会人」として社会貢献できるよう、その成長・飛躍を応援しているんです。

佐藤 人を基軸にした理念なのですね。では最後になりますが、今後の展望をお聞かせ下さい。

中村 お客様に「また行きたいな」と思ってもらえる、そんな店づくりを続けていきたいです。これからも久留米に密着して活動していこうと考えていまして、店を「地域一番店」にすることが当面の目標です。この地域を活性化し、ここから何かを発信する──そこに企業としての存在意義を見出していきたいと思います。

佐藤 本日は、お忙しいところありがとうございました。

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明日を切り開く経営者たち──その戦略と視点

11年銀行に勤めた後、縁あってアパレル会社「蒼美堂」を立ち上げた中村社長。同社を設立した時、社長はアパレルに関して素人同然だったという。そんな社長の話に耳を傾け、信頼して付いてきてくれたのが社員のみんなだった。「社員のお陰で当社の今はあります」──社長が社員を思う強い気持ちは、設立当初から支えてきてくれたことに対する感謝の気持ちが原点になっているのだろう。

「蒼美堂」を立ち上げて以来、社長は社員との交流を大切にし続けている。社員に伝えたいことがある時は、「分かりやすく説明すること」を心掛け、社員の心に届く言葉で語りかけている。今後も「蒼美堂」は、全社ベクトルを同じくし、歩みを進める。

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対談を終えて
「『蒼美堂』の社員のみなさんは、お客様の性格や好みをきちんと把握しておられるそうです。中村社長のおっしゃるように、こちらには素晴らしい社員が揃っているのですね。みなさんで力を合わせ、これからもぜひ頑張って下さい。陰ながらになりますが、応援しています」(佐藤 蛾次郎さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『国際ジャーナル』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名 称
株式会社 蒼美堂
住 所

【カーサ43】

福岡県久留米市東町30-4

TEL 0942-36-0582

【ネットワーク】

福岡県久留米市天神町66-6

TEL 0942-37-8800

【本部/情報通信部】

福岡県久留米市東町30-4

TEL 0942-33-8888

代表者名
代表取締役 中村 勇洋
掲載誌
国際ジャーナル 2009年4月号
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