渡嘉敷　社長はエステティックの講習会など、数多く指導されていると伺いました。美容との出会いとは？

淡路　ちょうどエステティックが普及し始めたころに私もその存在を知りました。もともとヨガを行っていて、玄米菜食を実践していたため健康食品にも大変興味があったのです。その関連から勤めていた健康食品会社にてエステティック経営の新規プロジェクトが始まり、私が担当となりました。かねてから美容にも興味があったので、このプロジェクトへの参加を引き受けさせていただいたのです。その後、様々な学校に通い、勉強を重ね、専門家の援助をいただきながらサロンを開店。開店後も引き続き講習会や勉強会に参加していました。勉強するほど自分のスキルが上がっていくのが実感でき、お客様にも喜んでいただけることが楽しくて仕方ありませんでしたね。

渡嘉敷　努力を惜しまなかったからこそ、「楽しさ」をつかまれたのですね。会社を設立なさったのはいつごろ？

淡路　様々な会社で経験を積ませていただいた後、母の会社に美容部門を設立させ、サロンの講習会や化粧品会社の講習会に招いていただき、エステの指導や施術を行うようになりました。そして2006年に独立し、会社を興したのです。

渡嘉敷　御社の業務内容とは？

淡路　現在、エステティック関連を主軸とし、美容や健康に関する講演会や企業コンサルタント、エステティック機器や化粧品、健康食品の製造・販売、及び、技術テクニックなどの講習会、また、エステティックの学校設立のサポートや独自のエステティックサロンの運営などを行っています。これらの業務を通してあらゆる面から美と健康をサポートし、皆様のお役に立ちたいと考えております。

渡嘉敷　社長はたくさんの技術を習得されていますが、いつも心掛けていらっしゃることはありますか。

淡路　常に気を抜かず、手を抜かず、お客様に接しています。例えば、エステティックサロンでの業務の場合、スタッフにはお客様のカルテはいつも整理し、どんな時にも対応できるようにと指導しています。お客様に対する態度をはじめ、一つひとつのことを丁寧に、責任を持って施術を行うことで、お客様の信頼を得ていくことが大切だと思っています。

渡嘉敷　プロとしての仕事を全うされているのですね。では、これからの夢は？

淡路　美容法や健康法は皆、同じ工程手順や内容で良いということはありません。ですから、一人でも多くの方にご自分に合った美容法や化粧品に出会っていただけるよう、お手伝いしていきたいですね。私や知人、授業の受講生から輪が広がってくれればと思います。自身に合った美容法を気軽に得られる社会になるのが私の理想なのです。そのためにも、様々な美容家たちが協力し合っていければいいですね。