安心・安全で便利な外貨自動両替機を設置しホテル業界から絶賛を浴びる!

日本ベンチャー 株式会社

代表取締役 水口 康司

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─略歴

「外貨両替」というニッチなニーズに着目し、新たなビジネスモデルを構築している『日本ベンチャー』。設置先のホテルや空港と両替を必要としているお客様の双方に貢献しつつ、自社の利益も上げられる画期的な事業により、設立からわずか2年ほどで高い実績をあげている。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─対談

村野 まずは御社の業務内容から。

水口 USドルを日本円に両替できる外貨自動両替機という機械をホテルなどに設置する事業を行っています。たとえばホテルで外貨を両替しようとすると、フロントで計算して、書類も揃えて…という段階を踏むことが必要ですから時間がかかります。特に、この成田空港に近いホテルでは両替を必要とするお客様が多く、かなりの手間がかかってしまうのです。そうした場所に機械を設置し、24時間稼働させるなどの取り組みで、利便性と業務の効率化を追求し、両替を必要とされているお客様とホテル側、双方の満足につなげようと考えたのですよ。

村野 特殊なお仕事なのですね。

水口 ええ。これまでにはなかったビジネスだと思いますね。ですから、まず試験的に成田空港付近のホテルに設置して頂きました。それが大変好評でしたので、本格的なビジネスとして手掛けようと思い、平成18年に『日本ベンチャー』を立ち上げたのですよ。お陰様で多くの方にご利用頂き、現在までにホテルや空港の15箇所に設置させて頂いています。

村野 具体的に、どういったシステムのビジネスなのでしょうか。

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─取材記事写真

水口 まず機械と日本円はこちらで用意しますし、設置も無料です。さらに、機械を置いていると電気代などもかかりますので、その分を手数料としてこちらから設置して下さるホテル側にお支払いしています。そして、当社はホテルからUSドルをお渡し頂き、それを特別な取引銀行に収納するのです。すると、取引銀行からその金額に相当する日本円を頂けますから、収納するUSドルと頂く日本円の差額が当社の収入になるのですよ。USドルの量が多ければお支払いする手数料も増えますので、設置場所、両替が必要なお客様、そして私どもの三者にメリットがあるのです。

村野 それは画期的ですね! 今後追随する企業も出てくるのでは?

水口 初期の設備投資がかなりかかりますことと、特殊な銀行取引の必要性から見て、ゼロから参入することは難しいと思います。それに、このビジネスはできるだけ多くの両替をして頂くことが前提となっていますので、より多くの需要が見込める場所や時期を見極めることが必要。たとえば、国際的な行事の少ない地方では成り立ちませんし、設置しているホテルの付近で大きな会議などがある場合は日本円の供給の強化が不可欠です。当社では、そんな状況をしっかりと把握して事業を展開しているのですよ。

村野 そこを見極める目が御社に備わっているからこそ、この特殊な事業を行えるのですね。では、お仕事上でのモットーとは何でしょう。

水口 安心・安全をモットーとしています。外貨というお金を直接扱う仕事ですから、ホテルと協力してトラブルのないよう最善を尽くしているのです。さらに、当社は財務省とも連携しており、業務状況を同省に毎月報告しています。マネーロンダリングなどの犯罪につながることのないよう、細心の注意を払っているのですよ。

村野 では、今後の展望を。

水口 今後はUSドル以外の通貨や、日本円からUSドルへの両替にも対応できる機械を扱いたいですね。また、日々変動するレートをリモートコントロールで設定できる機能をメーカーさんと共に開発中ですので、それらの機械を普及させ、より多くの施設の方や両替を必要とされる方のお役に立ちたいと思います。

対談を終えて
「新たなビジネスモデルを築き実績をあげておられる『日本ベンチャー』さん。今後も外貨両替の需要に応え続けて下さい」(村野 武範さん・談)

【異業種ネット】月刊経営情報誌『報道ニッポン』特別取材企画 掲載記事─会社概要

名 称
日本ベンチャー 株式会社
住 所
【成田空港本社】 千葉県成田市郷部123-1
代表者名
代表取締役 水口 康司
電話番号
TEL 0476-24-5882 FAX 0476-22-5728
掲載誌
報道ニッポン 2008年9月号
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