大西 まずは、これまでの歩みから。
梶原 私は学生時代から自動車が好きで、学業修了後は仕事をしながら、夜は親戚から自動車の板金について学んでいたんです。そちらで2年ほど技術を習得して『ビルドアップ』を立ち上げ、板金塗装を手掛けています。
大西 一人でスタートされたのですか。
梶原 ええ。スタッフは次第に増えてきました。緒田は以前、取引先の自動車販売会社に勤務していたんです。お互い意気投合し、2006年に当社に来てもらいました。
緒田 同じ自動車を扱うとはいえ、業務内容は異なるため、長年勤めるスタッフから作業を教えてもらい、技術を習得してきました。
大西 お仕事で心掛けていることは?
梶原 当社のモットーは「少数精鋭」。20人で行っていた仕事を、10人で完遂できれば、一人分の売り上げも上がるでしょう。無駄をなくして効率を上げ、そうして獲得した利益はスタッフに還元。実績を上げたスタッフには役員となって、さらに活躍してもらえるよう態勢を整えています。その一歩として、今後は緒田に、『ビルドアップ』の運営を任せていきたいと考えているのです。
大西 現在は、健康器具の販売も手掛けられているとか。
2002年ソウル国際発明展示会銅賞受賞
2004年ソウル国際発明展示会銀賞受賞
2005年大韓民国特許技術大展銅賞受賞
大韓女性肥満・老化防止学会推薦
梶原 『K2JAPAN』で、韓国の「ピラティス」というエクササイズマシンを輸入・販売しています。これは骨盤ダイエットの器具で、数々の賞を受賞するなど実績を持ち、韓国の特許も取得している製品なんです。腰や足に巻くコンパクトタイプで、これまで日本にはありませんでした。手軽に使えますから、長く続けてもらえます。継続して使用することで、骨盤を正常な位置に治し、腰痛やO脚、ヒップアップにも効果が期待できます。
大西 巻くだけでいいのですか!
緒田 ええ。妻が試しているのですが、テレビを見ている間など、ちょっと座っている間にできて、楽みたいですね。ウエストがサイズダウンしたそうです。
梶原 今後この製品をアピールしていきたいです。また、すでに第2の製品も見つけています。その商品も日本にないものなんです。現在、韓国で上質の製品へと仕上げるために、注力しています。
大西 では、グループとしての展望を。
梶原 自動車関係、健康器具……、全事業にそれぞれ関係性を持たせて、展開させていきたいですね。責任を持って仕事に取り組み、会社の基盤を固め、新たに事業を立ち上げたい。今度はカンボジアへ進出するつもりです。これからも挑戦し続けていきます。