渡辺 まずは社長の歩みから伺います。
古澤 子どものころから事業を興すことと海外に行くことが夢で、その夢を叶えるべく運送会社で働いてお金を貯め、26歳のころにアメリカへ4年間留学しました。帰国後は自動車の輸出を手掛ける会社に就職して経験を積み、自分なりのビジネススタイルで歩んでいける手応えを得た末に、同業で独立を果たしたのです。
渡辺 ご結婚はいつごろに?
古澤(洋)[下記写真参照] ちょうど独立が決まったときだったんです。正直将来に不安を感じましたが、主人についていけば何とかなると信じてともに歩んできました。
渡辺 自動車の輸出業をされているとのことですが、輸出先はどの辺りに?
古澤 ほとんどがアフリカ向けで、中でも90%ほどをケニアに運んでいます。毎月およそ30台ぐらいになりますね。その他、ニュージーランドやオーストラリアなどのオセアニア地域にも輸出しています。
渡辺 では、御社ならではの特長を教えて下さい。
古澤 ただ売れば良いのではなく、予算に合わせて一台一台丁寧に選んで自動車を提供することです。多少時間がかかったとしても状態の良い車を選び、内装なども綺麗にした後で船積みをしているのです。
渡辺 社長のお客様に対する真摯な姿勢が窺えます。
古澤 海外のお客様は実際に車を見るまでどのようなものが届くか分からないわけですから、見た瞬間にがっかりさせるようなことはしたくないのです。車を見て喜んでもらい、乗ってさらに喜んで頂けるようにしたいのですよ。そうして丁寧な仕事を続けることが、お客様の信頼にもつながっていくと思っています。
古澤(洋) ただ、こだわりすぎて車を全て塗装し、ぴかぴかの状態に仕上げてから送ったりしているので、最初のころは赤字続きだったんです(笑)。
渡辺 お客様のためとはいえ、赤字を厭わなかった姿勢には感服します。評価も高まってきていることでしょう。
古澤(洋) 嬉しいことに最近は当社の名前が評判になってきて、お陰様で注文が増えてきているんです。同業者が多い中で、当社を選んで頂けているのは、主人の考えが正しかったという証拠でもありますし、私としても嬉しいですね。これからもその期待に応えられるようにしたいと、主人とも話しているんです。
古澤 これからはケニア以外の国々にも、もっとたくさん輸出できるような体制を整えて、さらに多くの方に喜んでもらえるようにしたいですね。一方では、外国から日本に来られている方のお役に立てるような仕事もしていければと思います。 |