布川 こちらでは酒類の輸入販売を手掛けているそうですね。中でもウイスキーに特化しているとか。社長はずっとこの業界で活躍されているのですか。
渡辺 以前は試験分析機器や工業薬品を販売する会社に勤務していました。しかし、当時から食やお酒──とりわけウイスキーに関して強い興味を抱いていましてね。そんな時に当社の前身である『天満商店』の社長と出会い、「樽詰スコッチウイスキー『タプロース』の全国展開を行うので、一緒にやってくれないか」と誘われ、この業界へ進んだ次第です。
布川 お仕事を始めて、いかがでしたか。
渡辺 ウイスキーの魅力は奥深いことを痛感しました。モルトウイスキーは、一樽ごとに香りも味も全く異なり、それぞれが豊かな個性を持っています。その素晴らしさをより多くの方に伝えるため、様々な活動を行っているのですよ。
布川 具体的に、どのような?
渡辺 阪急百貨店が毎年秋に開催する「英国フェアー」にて、シングルモルトウイスキーコーナーにおけるイベントの中心的役割を担わせていただいています。その他、セミナーや試飲イベントなど様々な企画を実行しているのです。
布川 ウイスキーの魅力をダイレクトに伝えるには、試飲が一番効果的ですよね。
渡辺 私自身、ウイスキーの試飲で何度も感動を味わいました。特に、以前スコットランドの「ザ・スコッチ・モルトウイスキー・ソサエティー」というスコッチウイスキー愛好家協会で試飲した、とある蒸留所の樽詰ウイスキーは今までに味わったことがないほどの美味で、その衝撃は忘れられません。翌年には協会へ出向き、「日本で協会の支部をつくらせてほしい」と願い出たほど。その約10年後に、念願叶って日本支部を設立できました。
布川 業界にも大きく貢献されているのですね。
渡辺 ウイスキーの……お酒の愛好家を増やすために、イベント活動とは異なる視点からの活動も行っています。特に近年力を入れているのが、ウイスキー専門のポータルサイト「ウスケバ」の運営。ここではウイスキーファンや飲食店、酒販店のブログが投稿でき、ファン同士が交流できるのですよ。飲食店のブログは大好評で、店の舞台裏が垣間見えたり、プロ視点のウイスキーの楽しみ方などファンが楽しめる内容が多いんです。徐々に登録メンバー数は増えており、飲食店の集客率アップにも貢献しています。ウイスキーを通して、多くの方の交流が広がっていけばうれしいですね!
布川 社長のウイスキーへの思いが、多くの方を楽しませているのですね。
渡辺 今後も皆様に喜んでいただけるサイトにしていくために、“オンリーワン”の取り組みを行っていきますよ!ウイスキーは様々な楽しみ方ができるお酒。若い世代にもその良さを伝えていきたいですね。 |