【異業種ネット】月刊誌『現代画報』取材・掲載記事印刷用ページヘッダー画像
異業種ネット - e-gyousyu.net -   現代画報について:日本の企業の約90%を占め、日本経済を支えている中小企業。生産、販売、サービス、医療、そして情報提供とその内容は違っても、企業運営にかける経営者の胸には、ひとつの共通した思いがあります。「地域と共に成長し、 地域と共に生きる」──現代画報では、その思いを基盤として激流の現代に力強く自らの道を切り開いていく経営者たちにスポットを当て、「地域を育む人と企業」をはじめとした「時代と人をつなぐスペシャリスト」「地域医療に貢献するDr.訪問」「職人魂〜地域で活躍する職人たち」「魂のふるさと〜社寺めぐり〜」「美食探訪 一度行きたいお薦めの逸店」などの独自の対談取材(特別取材企画)を通して地域と共存共栄する企業の在り方を探っていきます。
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  ゲスト 小倉 一郎「さらなるご活躍を陰ながら応援しています」 local community & human company
迅速かつ精確な調整・保守技術でAV機器の機能性をより高める

有限会社 キャブクリエーション

代表取締役
永戸 信夫
システム技術部 部長
橋元 譲二

− 略歴 −

ソニーやベルギーのプロジェクターメーカーと提携し、AV機器や文教システムのメンテナンスサービスを手掛けている『キャブクリエーション』。高度な知識や技術力が必要とされる難しい仕事だが、それらを備えた優秀な社員が同社には在籍しており、メーカーはもちろんのことコンシューマーからも大きな信頼を寄せられている。

− 対談 −

小倉 永戸社長はこの業界一筋でいらっしゃるのですか。

永戸 いえ、かつては玩具の設計・生産を手掛ける会社に勤務し、そのノウハウをもって一度独立したこともあるのです。しかし事業をうまく軌道に乗せることができず、継続を断念してソニーのサービスマンとして再出発しました。そちらで技術を学び、また、上司の薦めもあって再度独立を決意。現在はソニー系の代理店として、順調な経営を保っております。

小倉 具体的にはどのような業務を行っていらっしゃるのでしょう?

永戸 プロジェクターを中心にしたAV機器のメンテナンス、学校の視聴覚教室などに設置してある文教関係システムのメンテナンスが主です。また、ベルギーのプロジェクターメーカーでバルコという会社があるのですが、そちらの日本法人と提携し、コンシューマーへの調整・メンテナンスも手掛けています。

小倉 私はそれほどAV機器に長じていないのですが、それを趣味とする人はメーカーや機器などに強いこだわりを持つようですね。俳優仲間にはそういう人が多いんですよ。

永戸 私共も著名な方のご自宅にて調整作業を行うことがあります。「プロジェクターはバルコしかない。この色でなければ見る気がしない」という方もいらっしゃいます。そうしたお客様に納得していただくためにも、メンテナンスや調整には気を遣いますね。

小倉 お客様のこだわりに応えるだけの高い技術を、御社はお持ちなのですね。個人だけでなく、教育施設の機器も扱っているとのことですし、幅広い知識と技術が必要となりそうですね。

橋元 大学にある視聴覚システムや文教システムはバルコのプロジェクターほど専門的ではありません。しかし故障してシステムが稼働しないと授業や講義に支障をきたしますので、迅速な対応を心掛けるなど、こちらも注意が必要です。そのため、当社では大学に社員を常駐させ、随時調整に当たらせているんです。彼らには技術面のみならず、大学の教授や職員の方々と円滑な関係を築けるよう、常日頃からコミュニケーションに努めてもらっています。

小倉 サービスマンでありながら、営業マンとしての心得も必要というわけですね。社員の皆さんは何名ほどいらっしゃるのですか。

永戸 13名です。今、申しましたように大学や企業に出向している社員がいるため、一堂に会する機会はなかなかありません。ですが、特にこちらが指導しなくても、全面的に信頼でき、任せられる者ばかりですので安心しています。

小倉 信頼のおける社員がいるからこそ、確かなサービスが提供できるのですね。技術の変化が激しい業界だと思いますが、今後の展望についてはどのようにお考えですか。

永戸 今後はAV機器とIP機器の融合が急速に進んでいくものと考えています。そのため、当社でも両分野の知識・技術を持った社員を育て、技術革新に備えたいですね。

橋元 プロジェクターひとつとってもDLPが主流となるなど、技術は日進月歩ですから、我々も後れを取らぬよう、常に前進あるのみです。

小倉 さらなるご活躍を、陰ながら応援しています。本日はありがとうございました。

対談を終えて
「ブラウン管のテレビに慣れ親しんだ世代にとっては、アナログの良さも残していきたいもの。新旧の技術を大切にする『キャブクリエーション』さんのご活躍を陰ながら応援しています」(小倉 一郎さん・談)
− 会社概要 −
名 称
有限会社 キャブクリエーション
住 所
【本社】
埼玉県深谷市下手計1526-2
TEL・FAX 048-587-1175
【東京営業所】
東京都品川区上大崎3-14-30 目黒ハイホーム101
TEL 03-5449-9031 FAX 03-5449-9032
代表者名
代表取締役 永戸 信夫
掲載誌
現代画報 2008年7月号

本記事の内容は、月刊経営情報誌『現代画報』の取材に基づいています。本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。

local community & human company 代表取締役 永戸 信夫「AV機器とIP機器の知識を蓄え、両分野の融合にも対応していきたい」 システム技術部 部長 橋元 譲二  
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