具志堅 はじめに児玉代表のこれまでの歩みをお聞かせください。
児玉 父が自動車整備の仕事に就いており、私自身も学業修了後、同じ業界へ進んで父と共に働いていました。中古車販売を手掛けている会社が近隣にあり、そちらで業務の手伝いをしていたこともあります。
具志堅 お父様の影響からこの仕事を目指されたのですね。独立のきっかけは?
児玉 長い間「自分の理想の仕事をするには、独立しかない」と考えていたのです。機が熟するのを待ち、約8年前に独立することができました。
具志堅 それでは、主な業務内容を。
児玉 自動車の一般整備や車検などを手掛けています。また米車、国産車の販売も行っているのですよ。
具志堅 どのようなお客様が多いのでしょう?
児玉 地域のお客様が多いですね。実は独立当初、「シボレー・アストロ」などの特殊な米車の整備を手掛けており、全国の米車ファンのために作業を請け負っていました。しかし、私一人で整備を手掛けるため、お客様の元へ車を取りに伺うのに半日もかけていては仕事が成り立たなくて……。そこで、当社をご利用くださる方々から地元のお客様を紹介していただいたのです。皆様、顔見知りからの紹介のため私を信用してくださいますし、当方もトラブルなく取引が行えています。ご紹介くださった皆様、そして私を信頼してくださるお客様には、心から感謝しています。
具志堅 お客様にも恵まれていらっしゃるのですね。では、お仕事で大切にされていることは何ですか。
児玉 「自分のペースを崩さないこと」です。利益を追い求めるのであれば、従業員や設備を増やせばいい。しかし、規模だけを拡大すれば私の目が隅々まで行き届かなくなる……。お客様の信頼を得るためには、自分の納得のいく仕事を手掛けていかなくては。
具志堅 お客様の愛車を、自信を持って整備しておられるのですね。
児玉 ええ。お客様には金銭面や技術面など、全てにおいて納得していただくことを心掛けています。お客様のニーズに応えるためには、技術や様々な情報などを得なければなりません。日々勉強を重ね、“お客様のため”を徹底しています。
具志堅 お客様も愛車へこだわりを持っていますから、そのニーズに応えるためには努力が欠かせないのですね。大変なお仕事だと思いますが……。
児玉 苦労も多いですが、楽しい仕事ですよ。利益追求ばかりを考えていては、仕事は辛いばかりになってしまいます。しかし、やり甲斐や変化を感じられれば、それは“生き甲斐”となる──。そして、生き生きとした毎日を送るには、失敗しても落ち込まず、ミスを繰り返さないこと……「常に前向きに考えること」が大事だと思います。
具志堅 人生を楽しむためにも大切なことだと思います。それでは、今後の活動について。
児玉 現在の整備場では不便な部分も出てきましたので、さらに整備技術を上げるため、改装・拡張工事を予定しています。これからも私一人で手掛けられる仕事量を維持していきますが、より柔軟に、お客様のニーズに応えられる整備工場を目指していく所存です。
具志堅 私も応援していますので、頑張ってください! |