石橋 安田代表がバレエを始められたのはいつ頃からですか?
安田 3歳からです。子どもの頃はバレエ以外にもいくつものお稽古事をしており、他のものは辞めてしまったのですが、バレエだけは長続きしましてね。
石橋 やはりお好きだったのですね。
安田 クラシック音楽も好きでしたし、動きが優雅である点も気に入っていました。けれども一番大きかったのは先生の存在。レッスン中はとても厳しいのですが、レッスンを離れると優しくて、親しみやすい先生だったのです。
石橋 大切な出会いがあったのですね。
安田 ええ。小学校高学年になる頃からバレエの練習を本格化させ、高校卒業の時には「ずっとバレエを続けていきたい」と思うように。以前はただ好きで踊っていたのですが、将来を見据えるようになったのです。二十歳の頃から、先生の教室で指導に携わるようになりました。
石橋 こちらの教室を開かれたきっかけは何だったのでしょう?
安田 2003年のことになりますが、一度バレエから距離を置いてみようと思い、2年ほど父の仕事の手伝いをしていたのです。しかし、やはり離れがたいものですね。バレエの指導に携わることが本当に好きなのだと痛感しました。そして「バレエを教えたい」という気持ちを抑えきれず、思い切って当教室を開いた次第です。
石橋 指導される上で大切にされていることは何でしょうか?
安田 基本的な挨拶を大切にしています。バレエの技術だけでなく、人間的にも成長してほしいと考えているのですよ。また練習においては、あまりプレッシャーを与えるのではなく、生徒さんがバレエを楽しめるよう気を配っています。どんなことでも“楽しい!”から習うのでなければ長続きしないでしょう?“楽しい”という基盤ができてから、徐々に本格的なバレエへとシフトさせていきたいと考えています。褒めて伸ばしてあげたいですね。
石橋 “楽しい”とか“好き”という感情は大切ですよね。
安田 当教室では年齢別ではなく、レベル別にクラス編成を行っているんです。あまりに年齢差ができるようなクラス分けはしませんが、生徒さんのレベルに応じた練習ができるよう配慮しています。また、全ての生徒さんに心配りできるよう、少人数制でレッスンを行っているんですよ。一人ひとりの生徒さんに、丁寧な指導を行いたいですからね。
石橋 それでは、最後に代表の夢を。
安田 多くの子どもにバレエの楽しさを伝えたい──そして長く続けてもらい、いつかそのお子さんもこの教室に来てくれたら、嬉しいですね。
石橋 これからも頑張って下さい! |