『PSテック』を立ち上げ
新たな道を切り拓く
村野 まずは社長の歩みから。
澤内 学業修了後はカーディーラーに就職し、営業職に従事していました。それからしばらくしてお客様から当社の前身である「ピーエス商会」という会社を紹介して頂き、転職して現在の仕事に携わるようになったのです。
村野 そちらでは具体的にどのような業務を手掛けておられたのでしょう。
澤内 「ピーエス商会」は大手印刷機器メーカーさんと業務契約しており、そちらで機器を購入されたお客様を対象にした印刷関連のグラフィック機器の設置とメンテナンスを行っていました。
村野 どのような経緯で社名変更されたのですか。
澤内 私が「ピーエス商会」に入って14〜15年ほど経ったころの平成16年に、先代が体調を崩してしまったのです。そしてその当時は、印刷工程で使用する機械がちょうどアナログからデジタルに移行しつつある変革の時期でもありました。そこで様々な問題を考慮した上で新たに『PSテック』を設立し、事業を引き継ぎました。そしてそのような時世を考慮した先代と主要取引先である大手印刷機器メーカーさんが私のような若手を社長に抜擢して下さったのです。さらに若い人材を結集させることで時代の変遷に対応していこうと考えたのです。
村野 社長に就任した当時を振り返ってみられていかがでしょう。
澤内 取引先との関係も継続しており、業務も従来と変わりありませんので、スムーズに経営を進めることができました。そして当初は従業員7名からスタートしましたが、今では13名まで増員することができています。当社はこれまで商品を販売するのではなく、技術やサービスを提供する会社として、メーカーさんにとっての“縁の下の力持ち”的な役割に徹してきました。その姿勢が奏功し、今ではメーカーさんも含めて多くの方々に信頼を寄せて頂くことができたと考えています。
村野 メーカーさんを陰から力強く支えてこられたのですね。
村野 それだけの信頼が寄せられているということは、従業員の方々の技術力も素晴らしいのでしょうね。
澤内 もちろんです。常にお取引先の要望に迅速かつ的確に対応できるよう、従業員たちは日々技術の研鑽に励んでくれています。皆向上心が高く、自発的に学ぶ意識も持ってくれていますので、とても頼もしく感じていますね。ですから彼らの頑張りに応じて、会社としてはできる限りの支援を行っていきたいと考えているのですよ。
村野 具体的にはどのような支援をされているのでしょう。
澤内 ときには現場で大変な思いをすることもありますから、まずは会社の雰囲気を良好に保つよう心がけています。そして福利厚生や給与の面でも、可能な限り還元できるようにしているのですよ。皆が高いモチベーションを維持することで、お客様からの評判も高まりますし、メーカーさんからも「『PSテック』さんなら安心して任せられる」と思って頂けますからね。
村野 社長のお話からもどれだけ頼もしい従業員の方が揃っておられるかが窺えますね。お仕事柄、深夜や休日などの突然の要請もあるのでは?
澤内 そうですね。当社の営業時間は午前9時から午後6時までとなっていますが、緊急の場合にも即座に対応できるように心がけています。深夜の2〜3時に駆け付けたこともあるのですよ。メーカーさんもお客様もどうしようもなくなったときに最後の砦として当社へ連絡を下さいますから、いつでも迅速に対応できる体制をとっているのです。
村野 メーカーさんやお客様にとっては必ず何とかしてくれる、とても頼もしい存在なのでしょうね。
澤内 我々はそういう存在でなければいけませんし、常にそうありたいと思っています。お客様の中には「こんな時間にすいません」とおっしゃる方もいますが、そんな一言がとても励みになりますし、困っている方を助けられたときには大きなやり甲斐を感じますね。
村野 どんな状況でも頼りになるという印象が、お客様の大きな信頼につながるのでしょうね。では最後になりましたが、今後の抱負をお聞かせ下さい。
澤内 まだ設立から4年ですから、まずは組織としての基盤を盤石にしていきたいと思います。そのためにも今以上に人材の育成や技術の研鑽に力を入れていきたいですね。そしてこれからもより多くの方に“縁の下の力持ち”として頼りにして頂けるような存在であり続られるように励んでいきます。
村野 今後のご活躍が楽しみですね。これからも是非頑張って下さい。
▼印刷に関連したグラフィック機器の設置・メンテナンスを手掛けている『PSテック』は、東京本社と大阪営業所の2拠点を構えて、関東圏と関西圏を広く網羅している。そのため澤内社長を含めて14名という少数精鋭で活動している同社は人手が足りない状況で、現在は広く人材を募集しているという。
▼ただこの業界では、最近アナログからデジタルに移行したという流れがあることから、工具を使用して行う機械修理とネットワークも関連するパソコンの、双方の技術とノウハウが必要とされる。そのため人材を募集しても、なかなか適性に合った人材を確保することができずにいるという。それでも社長は頭数さえ揃えばいいとの考えはない。あくまでも「きちんと業務内容を理解してもらった上で、やる気のある人材を採用したい」と考えており、将来技術者として確かな腕を備える可能性のある人物こそを、社長は求めているのだ。
▼現在41歳である社長を筆頭に、同社には34〜38歳のこの道のスペシャリストが揃っている。技術やノウハウを身に付けるまでには苦労が絶えないであろうが、彼らの下で修業を積むことで確かな技術を習得することができ、いずれはメーカーや顧客に頼りにされ、この仕事の醍醐味を味わえる日が来るだろう。我こそはと思う人は是非一度、『PSテック』に問い合わせてみてはどうだろうか。もしかすると、新たな自分の適性が発見できるかもしれない。
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