村野 『ロジ・ウエイズ』さんは2007年9月に設立し、急成長を続けておられるとか。まずは設立までの経緯から。
高橋 大学卒業後、物流会社に就職し、東京や関西の倉庫管理業務を担当していました。あらゆる分野で製造拠点が海外に移りましたが、最近では品質上の問題から、国内で再検品を行い、さらに袋詰めを行うケースが多くなってきたのです。すると、お客様から検品作業の内職を請け負ってくれないかと頼まれるようになりました。内職の需要が高まっていると実感し、物流アウトソーシングカンパニーとして『ロジ・ウエイズ』を立ち上げたのです。
村野 御社の特徴について。
高橋 中には「内職に仕事を依頼するのは品質上、不安がある」という企業様もいらっしゃいます。当社では、そうしたイメージを払拭するべく、品質管理を徹底。内職さん一人ひとりの能力に応じた仕事を振り分け、さらに内職さんが納品した商品は、チェックシートをもとに品質を細かく点検しています。不良品があれば、やり直し。品質には一切の妥協はなく、最初は厳しいと思われる内職さんもいらっしゃるかもしれません。けれど当社にはベテランスタッフが多く、働くことへの意識も強い。仕事に意欲的に取り組んでくださっており、とても心強いですね。
村野 具体的にはどのようなお仕事を請け負っておられるのですか。
高橋 商品の袋入れ、シール貼り、簡易的な組み立て作業、販促グッズのセット作業など手作業・軽作業・内職作業でしたらなんでも対応しております。レンタルビデオのシールを貼り替え、店頭に並べられる状態にする仕事もありますよ。
村野 これまで気付きませんでしたが、周りには内職さんの手による仕事が溢れているのですね!
高橋 また、急に大量な仕事が入った場合でも、グループ全体には2000名の内職さんがいるので短納期を実現。アルバイトやパートを雇うよりも時間やコストを削減できます。さらに熟練スタッフが揃っているため、高品質をお約束。そうした多くのメリットを提供できるため、様々な企業様からパートナーとして頼りにされています。
村野 今後の展望についてはどのようにお考えですか。
高橋 内職の需要はますます高まっていくと考えており、規模の拡大を検討しています。大手企業様との取引も増え、保管倉庫の拡充も必要となってきました。今後は納期短縮のニーズがもっと増加することも考えられますから、体制の強化に力を入れていきたい。また、新興住宅街にさらに拠点を設けるなど、内職さんが働きやすい環境を確立していきたいですね。『内職市場』としてフランチャイズ展開も実施しており、店舗を増やすことでエリアの拡大を目指しています!
村野 陰ながら応援しています。 |