三ツ木 水野代表はこちら静岡がご出身だと伺っています。
水野 はい、静岡で生まれ育ちました。社会での第一歩として、そば屋で働いていたのですが、店主が体調を崩されてしまい、やむなくそちらを辞めることに。次に就職したのはカラオケ店でした。そちらでは、お客様へのサービスの仕事だけではなく、人材管理などを統括的に行う管理職を務めさせていただき、大変良い経験を積むことができました。
三ツ木 そば屋とカラオケ店では一見繋がりが感じられませんが、興味がおありだったのですか?
水野 ええ、私は何かに興味を抱いたら実際に試してみなくては気がすまない性格なんです。だから、思いつくままに行動していましたね(笑)。約8年ほどカラオケ店でお世話になった後に、求人広告で偶然見かけたのが現在の盗聴バスターズの仕事でした。大々的に募集を行っていましたので、思い切って面接を受けてみたんです。その時も、直感的に「面白そうだな」と感じたのが大きな理由でした。そして、そちらでの研修を通じて、盗聴器に関する知識や発見・撤去の技術をみっちり叩き込まれ、無事に情報安全管理士の資格を取得。「ミズノ企画」として独立を果たしたのです。
三ツ木 盗聴バスターズというのは、正直に言ってあまり聞き慣れない言葉ですが、最近は盗聴器の被害が増えているのでしょうか?
水野 そうですね。一般の方にはなかなか認識されていないのが現状ですが、盗聴器の被害は徐々に増えてきています。一昔前まではドラマや小説の中だけの話だったのですが、今は違います。盗聴器の設置には、専門的な知識などが必要ありませんから、誰でも機器を購入さえすれば、取り付けることが可能なんです。言い換えれば、誰にでも盗聴される危険があるということ。私は日々被害を受けている方の所に伺い、たくさんの盗聴器を撤去していますので、その現状を肌で感じています。
三ツ木 どういったケースで盗聴に気付かれることが多いのでしょう?
水野 どんな些細なことでも「おかしいな」と感じることがあったら、調査を依頼されることをお勧めします。家族間や恋人間で設置する事例も多くあり、相手の本心を知りたいという思いが高じて、盗聴という行為に及んでしまう人もいるんですよ。離婚問題や相続問題といった利害関係が絡むと、尚更ですね。
三ツ木 何だか気分が滅入ってしまうお話ですね。
水野 ええ、本当に世知辛い世の中になってしまいました。また、一般家庭だけでなく、企業にもその危機は迫っています。競合会社が盗聴を行い、他社の極秘情報を入手しようとしているんです。しかし、嘆いてばかりもいられません。とにかく一度調査をすれば盗聴器の有無はわかりますから、撤去するしないにかかわらず、安心を提供できる仕事だと自負していますよ。
三ツ木 巧妙に隠されている盗聴器をどのように発見されるのですか?
水野 盗聴器は音を拾い、それを電波として発信していますから、その電波をキャッチするんです。私共は、そのために必要な設備と専門的な知識を有していますから、安心して任せていただきたいですね。簡易的な調査ならば30分から1時間程度で終わりますし、料金も10,500円から承っておりますので、お気軽に声を掛けていただきたい。盗聴バスターズのプロフェッショナルとして、確実な仕事を提供しています。
三ツ木 お仕事に対する気概が窺えます。世の犯罪は年々ハイテク化が進んでいますし、盗聴も今後更に悪質なものに変わるかもしれませんね。今後の展望をお聞かせ下さい。
水野 盗聴は現在の法律では全てを取り締まることができない複雑な犯罪です。それに一度盗聴行為に手を染めた者は、再犯する可能性も高い。いたちごっこのようになってしまいますが、私も日々自己研鑽を続け、どんなケースにも対応できるようにしていきます。現在は私一人で動いていますが、女性のクライアントのことを考えて女性スタッフを育成していくつもりです。また、静岡のみならず、依頼があれば遠方にも出向き、皆様に安心を提供していきたい。まだまだこれからが勝負です。 |