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異業種ネット - e-gyousyu.net -   SPECIAL INTERVIEW(スペシャルインタビュー) − 再生日本 −
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  ゲスト 渡嘉敷 勝男「今後もその姿勢で良い物流サービスを提供して下さい」 local community & human company
きめ細かなサービスでお客様第一主義を貫く食品運送のエキスパート

一般貨物自動車運送事業 第一種利用運送事業
株式会社 エーピーネットワーク
代表取締役 井出 進

− 略歴 −

従業員が元気に働けるよう環境を整備していきたい

「従業員たちの日々の様子をしっかり把握することが経営者としての務めです」と話す、『エーピーネットワーク』の井出社長。朝夕の点呼のときには体調を必ず確認し、トラックの音で誰が帰ってきたかもわかるほどだという。長時間の運転などが問題視される運送業界にあっても同社の従業員が活き活きしているのは、社長の思いの表れなのだ。また、従業員の健康を支える家族たちに対する配慮も万全で、年に数回開催するバーベキュー大会などで日ごろの労をねぎらっている。周囲の人々への感謝の気持ちが、お客様からの信頼にもつながっているに違いない。

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【足跡】 静岡県出身。幼少のころに見た大型トラックに感動し、トラック運転手という職業に憧れを抱く。学業修了後は食品会社に就職したが、幼いころの夢を追いかけて運送会社に転職。念願だった大型トラックの運転手となり、全国各地を駆け回る。その後、人柄と仕事ぶりが評価を受けてトラックの配車係に抜擢され、事務のノウハウも習得。約20年の勤務を経て独立を果たした。現在ではトラック9台と小型車2台を所有しており、12名の従業員とともに全国のお客様のもとへと荷物を届けている。

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食品の運送事業を手掛ける『エーピーネットワーク』は、「お客様のニーズには絶対に応える」ことをモットーに、信頼を勝ち取ってきた。そして設立わずか3年目にして、3台でスタートした大型トラックは9台となり、さらに小型車2台も所有するなど、順調に業績を伸ばしている。本日はそんな同社を渡嘉敷勝男氏が訪問し、井出社長にお話を伺った。

− 対談 −

■幼いころの夢を叶え念願の大型トラック運転手に

渡嘉敷 こちらは大型トラックでの運送業を手掛けておられるそうですね。社長がこの業界に入るまでにはどのような経緯があったのでしょう?

井出 私は、幼いころよく風邪をひいていまして、その度にバスで病院へ行っていたのですが、道中に運送会社がありましてね。そこに止めてあったトラックの大きさに衝撃を受け、これを運転する人は凄いなと子ども心に感動していました。そのころから、いつかはトラックに乗って全国を走り回りたいと、トラック運転手という職業に憧れを抱くようになったのです。

渡嘉敷 では、その夢を実現されたわけですね。学業修了後はすぐこの業界に?

井出 いえ。最初は食品会社に就職し、会社勤めをしていました。しかし、トラック運転手になる夢が忘れられず、運送会社へと転職。大型免許の年齢制限を満たすまでは普通トラックを運転し、免許取得後は憧れの長距離運転手として全国各地を走り回っていました。そんなあるとき、「現場の知識が豊富でお客様への応対ができる人材」ということで、トラックの配車係に抜擢されたのです。それで現場から事務へと移ったのですが、パソコンには触ったことがありませんでしたし、事務の仕事も勝手が分からないことばかり(笑)。ですから、事務員さんが帰った後も事務所に残り、毎晩遅くまで必死に勉強していましたね。

渡嘉敷 そのころから、いずれは独立しようとお考えだったのでしょうか?

井出 そうですね。いつかは自分の運送会社を興したいという思いは、事務の仕事を続けていく中で次第に強くなり、独立を決意。ある方からの強力なバックアップや周囲の人々の後押しを受けて、『エーピーネットワーク』を立ち上げた次第です。中でも、色々な不安があったにもかかわらず私の夢を無条件に応援し、笑顔で支え続けてくれた妻には感謝してもしきれません。

渡嘉敷 奥様の応援が大きな力になったのですね。それに、現場だけでなく事務の仕事に精通されていたのも、強みとなったのでは?

井出 ええ。前職の運送会社で運転手を13年、事務を7年ほど担当した経験と、そのとき培った人脈や配車のノウハウは今でも大きな財産となっています。


■お客様のことを最優先に考えニーズには絶対に応える

渡嘉敷 こちらでは、主にどういったものを運送しておられるのですか?

井出 肉類(フローズン・チルド)や乳製品、冷凍食品、魚類といった食品関係の運送を行っています。以前の会社でも食品関係を扱っていましたから長年のノウハウもありますし、仕事の確実さには自信があります。

渡嘉敷 お仕事を行う上でモットーとされていることは?

井出 お客様のニーズには絶対に応えるということです。たとえば、忙しい時期に急ぎのご依頼を戴いたとします。当然、繁盛期には余裕のある空車のトラックはありませんが、急務のご依頼は、その時点でお客様が困っておられるわけですよね。そんなお客様の「何とかしてほしい」という気持ちに応えることこそが、私が考える理想の運送サービスなのです。実際に、当社はこれまでそういったご依頼をお断りしたことはありませんし、協力会社さんを探してでも何とか配送できるように手配しています。

渡嘉敷 それが、「『エーピーネットワーク』さんなら何とかしてくれる」といったお客様からの信頼につながっているのでしょうね。

井出 常に相手の気持ちになって物ごとを考え、行動するというのが私の信念。だからこそ自分たちのことは二の次で、お客様のことを最優先にしているのです。たとえその場での利益につながらなくても、この姿勢を貫いていればいつか必ず実を結び、大きな成果となって返って来ると信じています。

渡嘉敷 現場で実際にお客様と接する従業員の方には、いつもどのようなことをおっしゃっていますか?

井出 いつ、いかなるときであっても明るく、大きく、元気な声で挨拶をしようと話し、それを徹底しています。ただ単に挨拶されるよりも、元気が良い方がお客様にとっても気持ちが良いはずですから。あとは、とにかく事故や違反を起こさないようにということですね。教科書通りではありますが、そういった基本的なことはやはり欠かせません。

渡嘉敷 最後にこれからの夢を。

井出 まずは、従業員が安心して働ける環境を整備し、会社としての中身を充実させながら足下を固めていこうと考えています。そして、将来的には「食品運送と言えば『エーピーネットワーク』」と言われるようになりたいですね。一度やると決めたら、とことん突き進むのが男の道。県下にとどまらず、全国に支店や営業所を展開していきたいと思います。

【報道ニッポン】取材記事写真
コ ラ ム
【報道ニッポン】取材記事写真
▼人々が寝静まる時間帯から仕事を始め、世の中の活動が始まるころにはお客様のもとに荷物を届けなければならない運送業。過酷な労働環境から体調を崩す運転手は多く、荷物を「ただ届けるだけ」というところは少なくないが、『エーピーネットワーク』では、運転手の元気な姿や大きな挨拶などが評判を集めている。そのわけは、とにかくお客様のことを最優先に考える姿勢を社内で徹底しているから。同社は、これからも荷物だけではなく、我々の心に元気も運んでくれることだろう。
対談を終えて
「物腰がとても柔らかく、優しい雰囲気をお持ちの井出社長。『エーピーネットワーク』さんのきめ細かなサービスは、そんな社長の気持ちが従業員の方々にも伝わっているからできるものなのですね。これからもその姿勢を崩さず、良い物流サービスを提供して下さい。」(渡嘉敷 勝男さん・談)
− 会社概要 −
名 称 株式会社 エーピーネットワーク
住 所 【本社】 静岡県三島市若松町4624-1
【本社営業所】 静岡県駿東郡長泉町納米里57-2
代表者名 代表取締役 井出 進
電話番号 【本社】 TEL/FAX 055-973-7414
【本社営業所】 TEL 055-986-6680 FAX 055-986-6650
E-mail a.p.n@vc.tnc.ne.jp
掲載誌 報道ニッポン 2007年12月号

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local community & human company 代表取締役 井出 進「「食品運送は『エーピーネットワーク』」と言われるまで上り詰めたい」  
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