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加納 まずは社長の歩みからお聞かせ下さい。ご出身は?
有本 岡山県です。学業修了後、料理人や魚介類の仲卸業、鮮魚店など、主に“海”にかかわる仕事で経験を積んでいました。そしてたまたま林業の催しに出向いたときに「“山”も面白い」と興味を持ったのです。そしてまずは森林組合に就職し、様々な経験を積んで、独立した次第です。
加納 料理の世界とは全く異業種である林業の世界ですが、どこに魅力を感じられたのですか?
有本 料理はつくっても食べてしまえばすぐになくなってしまいますが、林業の仕事はつくったものが後々まで残ります。自分が手掛けた仕事が形として残ることに大きな魅力を感じたのです。
加納 現在はどのような業務を手掛けていらっしゃるのですか?
有本 「山の何でも屋」として、高木や危険木の処理、里山保全など、林業に関するあらゆる依頼をお受けしています。また、造園工事の設計・施工や外壁工事、外構工事なども手掛けているのです。山の不要になった木を伐採するという業務も手掛けています。
加納 環境保全が叫ばれている今、林業の現状はいかがですか?
有本 環境保全に向けた対策を講じる余地はたくさんありますね。例えば現在、伐採された木は利用されずに放置されているのですよ。木材の単価は変わらず人件費だけが高騰してしまったため、採算が合わなくなり、このような事態を招いているのです。こうした現状を鑑みて、政府も今後は外国の木材の輸入を減らして、国産材を使用するよう働きかけているのです。
加納 それを踏まえて、御社ではどのような活動をされていこうと?
有本 新しい林業の形態をつくりあげたいと考えています。私はこれまで漁業関係の市場や鮮魚店で仕事をしていた経験から、その分野における知識やノウハウが豊富にありますし、当社の従業員は林業や農業のことに関しては熟知しています。ですから林業で仕事をする上で、林業と漁業、それぞれの業界の知識やノウハウを融合させながら、新たな展開を図っていきたいと考えています。そのためにも、まずは会社として実績を積み重ね、岡山県で5本の指に入れるようになりたいです。そして、先ほどの政府の政策が浸透し国産材の需要が旺盛になったときには、「『山仕事本舗』なら何でも頼める」と言って頂けるような存在になりたいと思います。
加納 最後に今後の抱負を。
有本 当社のテーマでもある「地球環境正常化」を目指して、今後も努力を続けていきたいと思います。

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