村野 鍋田社長の歩みをお伺いします。
鍋田 小学生の頃から、あちこちを忙しく飛び回ってバリバリ働くビジネスマンや事業家に憧れていました。私の父が脱サラして個人事業を立ち上げた人でしたので、その姿を見ていたことも影響していますね。そして、大学進学を機に上京し、卒業後はゲーム関連会社に就職。そちらで様々な知識と経験を積ませていただいた後に独立を果たした次第です。
村野 「アルファストリーム」さんの業務内容をお聞かせ下さい。
鍋田 主に携帯電話のアプリケーションの制作、携帯サイトの企画・制作・保守、エンターテインメントコンテンツの制作などを手掛けています。現在は毎月1本ほどのペースで新作を発表し続けております。もともと私は個人事業主として独立しましたが、ある外国人ビジネスマンとの出会いが転機となり、法人化を果たしました。
村野 良い出会いがあったのですね。
鍋田 はい。私の目指すビジネスの芽が出た瞬間でした。その方からは、日本と海外のビジネスに対する考え方の違いを学んだのです。日本人は安定志向が強く、私も例外ではありませんでした。自らの甘さを反省すると共に世界のスタンダードに通用するビジネス交渉術を身につけようと努力したのです。
村野 なるほど。先ほど携帯電話のアプリケーションを手掛けていらっしゃると伺いましたが、それを制作するクリエイターの育成に関してはいかがですか。
鍋田 お陰様で当社は優秀な人材に恵まれていましてね。現在は制作拠点の南青山に4名の常勤スタッフと、全国から募集したSOHOクリエイターが10名ほどおり、一生懸命頑張ってくれております。クリエイティブな業界では、特にセンスや表現力が問われますので、人材の確保は大切な課題の一つ。ただし、知識やセンスだけがあっても駄目なのですよ。実際の仕事には根気の必要な作業もありますから、そんな仕事に前向きに楽しく取り組める人材が、良い人材だと思います。
村野 なるほど。では今後の展望を。
鍋田 一段一段着実にステップアップし、「アルファストリーム」の社会的価値を高めたいと思います。
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