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吉沢 こちらのサロンはお母様から引き継がれたそうですね。店長としてはどのようなお店にしていきたいとお考えですか?
根津 現在世の中ではますます変化のスピードが速くなりデジタル化が進んでいき、効率やコストが重視されつつあります。そんな時代にアナログ(手作業で一つひとつ作業する)な業種である美容室としてどのように対応していくべきかと模索する中で、効率的に物事が進むことによって現在は失われがちなものである人と人とのコミュニケーションにどれだけの価値が与えられるかが鍵だと考えました。効率主義は一見良さそうですが、その反面失われるものもとても多く、また手軽に手に入るものはやはり希少性がなく当然価値も高くなり得ません。つまり簡単に他では手に入らず、代わりのきかない(複製できない)なくては困る美容室にいかになるかが重要です。そのためにも一人ひとりの存在にフォーカスすることができないといけません。このような時代だからこそお客様側もサービスを提供する側も“個”という存在を無視することは出来なくなるのではないでしょうか? “個”というものがこれからの時代試されるのです。今のお客様ニーズはとても複雑で画一的な美容室にありがちな業務を効率的にマニュアル化した対応では充分に満たすことは難しいので、そのニッチなウォンツにどう対応することが出来るかが大事でしょう。そういった部分を工夫、追求してこそ、真の美容室の価値を生み出し、これからのお客様の本当の満足に応えられると考えています。単なるヘアカットという作業の請負業では寂しすぎますしね。だからといって現代のより変化し高度化する時代の流れを変えられるわけでもないので、その特性を活用するべく、当店では効果的にHP(http://838hair.com)なども作成しています。HPなどはこれから重要なマーケティングツールであることは間違いありません。業者に作成を依頼するのではなくこちらも自分で構築しています。HPの作成更新という作業は美容師という職業の領域を超える作業ですが、そういったことも変化の激しい時代ならではでしょう。職業のカテゴリーを超えるのも“個”を際立たせるテーマの一環です。私はクリエイターである美容師という職業人である前に、人間は世に価値を創造するクリエイターであると考えています。単に美容師だからといって一つの領域にとどまる必要はないのかもしれません。様々なものづくりにトライすべきでしょう。有益なレポートやメールマガジン、コラムなど多種多様な創造の挑戦をするのは楽しいですよ。
吉沢 いろいろな挑戦をされているのですね。このニュースレターもその一つですか?
根津 ニュースレターは個を表現する一つのコンテンツであると同時にお客様との大切なコミュニケーションツールでもあります。このニュースレターを毎回楽しみにご来店下さる方も数多くいらっしゃいますし、これらを通してお客様に当店のことをもっと深く知ってもらい、より身近に感じて頂きたいと思っているのです。
吉沢 お客様にいかに満足して頂くかをとことん追求されているのですね。
根津 ただ髪を切るだけではなく、深い喜びを味わって頂けるお店にしたいと考えていますからね。お客様一人ひとりに対してベストな対応をすることを大切にしています。「一生通える美容室を探している」という方には是非ご来店して頂きたいです。
吉沢 ではカットなどのサービスについてのこちらの特長は?
根津 それぞれのお客様に合わせてデザインを考え、じっくりと丁寧にしっかりとした仕事を穏やかにする点ですね。お客様一人ひとり骨格や髪質などは違いますし、なかなか思い通りにいかずに悩んでいらっしゃる方も多いと思います。そういった方のために、パターン化されたカットデザインではなく、崩れてくる先のことも予測しながら、通常とは異なる当店独自のアプローチでカットを行っています。少しでもお客様の良さを引き出して差し上げたいので、自分の髪質にフィットした髪型を見つけたい方は気軽に相談して頂きたいですね。
吉沢 接客、技術、様々な点を工夫したお店づくりをされているのですね。ではこちらのお店のモットーとは?
根津 わざわざ当店を選んで来て下さるお客様のために、真心を込めてサービスを提供しています。その結果、心地良い時間を共有できたら嬉しいですね。
吉沢 最後になりましたが、今後の抱負をお聞かせ下さい。
根津 支持されたお客様に一生愛されるお店を目指していきたいです。また、心通わせることができるまだ出会えていないお客様に巡り会えることを願っています。

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