大西 アストラール禮子さんは、医師にも見放された難病・奇病で悩む人を救ってこられたと伺っております。早速ですが、その不思議なお力についてお聞かせ下さい。
アストラール 治療とは言いましても、私は患者さんの身体に軽く手を触れるだけで、特殊な療術を施すわけではありません。そこが一般的なマッサージなどと違う点で、私は患部を強く押したり、もんだりはしません。治療中、自然に手からオーラ、極光が出まして、それが相手の身体を温かくし、血の流れを良くするのです。その間、約10分〜15分。私が生まれ持って神から授かった不思議な力で、殆どあらゆる症状を軽減できます。
大西 その不思議な力に気づかれたのは、おいくつの頃ですか。
アストラール 3歳ぐらいから、夜中に人影を見て怯えていたと母から聞きました。家の中に誰かがいると私は泣くのですが、家族には見えなかったようです。他人を見ると、普通の人には見えない何かが見えるのですが、幼い頃はそれが何かわからず、とても怖い思いをしました。また、子どもの頃から身体の悪い方を見ると、自然に患部に手が伸び、そして私が触れると痛みが消えるという、不思議なことが起こっていたのです。そのうちに、両親が経営していた店に来られるお客様から、「ついでに治して」と声をかけられるように。喘息に苦しんでいたお子さんの身体に私が触ると、喘息の発作を起こさなくなるといったことが続き、ご近所では評判になっていたようです。ですが、昔のことですから、この力のために疎まれることも少なくありませんでした。
大西 純粋で多感な子ども時代にそういったご経験をされたお気持ち、お察しいたします。不思議なお力を封印せず、多くの方々のために役立てようとお考えになったのは、素晴らしいことですね。では、現在のような形で活動されることになった経緯をお聞かせください。
アストラール 不思議な力で癒しを行う方は私以外にもおられますし、中には宗教家になられる方もいらっしゃいます。しかし、私は宗教に馴染めなかったため、治療院という形を採ったのです。指圧や按摩、マッサージやカイロプラクティックの技術、自然食の勉強も重ね、国家資格も取得してきました。神から授かったこの力だけでなく、様々な病気に苦しむ人々を救いたいと考えたのです。
大西 こちらに来院されるのは、どのような方が多いのですか。
アストラール 風邪の熱がなかなか下がらない、お医者様に通っても状態が好転しないといった方もいらっしゃれば、捻挫や肩凝りに悩んでいる人もいらっしゃいます。みなさんに共通しているのは、近代医学では回復が見込めないという点ですね。ただ、私は現代医療を否定しているわけでもなければ、拒絶するつもりもありません。神から授かった力を活かし、様々な症状に悩む方の治癒をお手伝いしたい─それだけです。時には入院中の方に対し、遠隔施術を行うこともあります。
大西 そんなことまでできるなんて、驚きです!
アストラール 私の力は光でもあります。そして光は、地球上のどこにでも届きます。実際に、イギリス在住の方の施術をさせていただいたこともありますし、電話越しにお話を伺うだけでもイメージが浮かびますから、遠く離れていたとしても、お力になれます。
大西 伺うほどに、そのお力の神秘さを感じます。最後に、これまでで最も印象に残る利用者さんについて、差し障りのない範囲でお聞かせ願えますか。
アストラール 難病と言われる心臓病を患う方が、小学6年生の時に来られました。今では快復して元気に高校生活を送っておられますが、私のもとに来られた時は、あらゆる近代医学を試され、残された治療手段は限られていました。幸いにもその方には、私のやり方がぴったりと合ったのでしょうね。順調に体調も快復し、私も自分のことのように嬉しく感じたのを今でも鮮明に覚えています。私の力が、合わない人も中にはおられるのです。ですから、ぴったりと合い、良くなられた時は本当に嬉しく思います。私と患者さんとの出会いは、“縁”です。その“縁”によって改善される人もいれば、そうでない人もいる。“縁”あって出会ったすべての方を苦しみから救ってさしあげられるよう、今後も力の限り尽くしていきたいと思います。

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