有限会社 J・COMMERCE
代表取締役 菊池 保宏

住宅設備機器及びガス機器等の卸販売、インテリアや雑貨の輸入業務を手掛けている「J・COMMERCE」。平成11年の設立以来、優秀なスタッフたちと共に取引先との強い信頼関係を築き、順調に業績を伸ばしてきた。本日は俳優の大石吾朗氏が同社を訪れ、「今後も志を高く持ち、社会に貢献していきたい」と語る菊池社長にお話を伺った。

大石 早速ですが、「J・COMMERCE」さんの事業内容からお聞かせ下さい。

菊池 当社は住宅設備機器及びガス機器等の卸販売、輸入業務を手掛けております。国内では大手総合住宅設備機器メーカーのシステムキッチンをメインに取り扱っていますが、当社では他にも当社ならではのオリジナリティを追求したいと考え、中国・台湾からインテリアや雑貨を輸入しています。現地にスタッフを置き、「これは面白い」と感じるような素敵なアイテムを厳選しているのです。

大石 こういったお仕事に携わるようになられたきっかけと言いますと?

菊池 私は進学を機に上京し、学業修了後、静岡に戻りました。そして、「岩谷産業」の関連企業に就職。そちらには15年ほど勤め、卸業務について総合的に多くのことを学ばせて頂き、感謝しています。とりわけ先輩の松本氏には本当にお世話になりました。実は、退職する際には独立する気持ちはなかったのですが、その後徐々に「せっかく勤務時代に身につけさせて頂いたスキルを、活かさないのは会社に申し訳ない」と考えるようになったのです。松本氏に相談したところ、大いに激励して下さり、決心ができました。さらに、そちらの会社はいち早く携帯電話を導入しており、取引先の担当者の方と直接お話しさせて頂く機会が多かったのです。それが良い人間関係を築くことにつながり、メーカーからも「独立するなら応援するよ」と温かいお言葉を頂きました。比較的順調なスタートを切ることができたのです。

大石 社長のお人柄が良い人間関係を築く要因になったのでしょう。ところで、海外との取引になりますと、ネットワークを築くのに苦労するイメージがありますがいかがでしたか。

菊池 そうですね。しかしこちらも松本氏のサポートがあり、現地のネットワークを利用して商品を輸入できるよう手配して下さったのです。彼の助力がなければ、この事業は軌道に乗らなかったことでしょう。本当に感謝しています。このネットワークを活かして、これからも他社との差別化を図り、当社にしかない商品を取り扱っていきたいですね。

大石 良い方に出会われたのですね。ところで、人材育成に関してはいかがお考えでしょうか。

菊池 当社のスタッフはよく頑張ってくれており、とても感謝しています。私から彼らに伝えたいことは、「私に意見をどんどん言ってもらいたい」ということ。今後私は、会社の組織化を進めたいと考えています。イエスマンばかりではその目標を実現することはできませんから。

大石 最後に今後の展望を。

菊池 スタッフ一人ひとりが会社の代表であるという自覚を持てるよう、私自身も社内環境の整備に努めたいと思います。これからもスタッフたちと一丸となって頑張っていく所存です。



対談を終えて

「菊池社長は、輸入業務に際しては、言葉の壁を感じることもあると語って下さいました。ビジネスにおける慣例、文化、考え方の違いによって微妙なニュアンスが伝わらないことはありますよね。常に仕事に対してやり甲斐と感謝の気持ちを持っていらっしゃる菊池社長。これからも頑張って下さい!」(大石吾朗氏・談)


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