株式会社 日本アドシス
代表取締役社長 若月 吉太郎

高校卒業後、すぐにコンピュータ業界へ入る。以来、業界一筋に進み、約25年の勤務を経て、1996年4月にソフト開発やアウトソーシングを手掛ける『日本アドシス』を設立。顧客本位のシステム開発で信頼を獲得し、着実に顧客の輪を広げている。10周年を迎えた2006年からは「第二の創業」と捉え、志新たに前進を続けている。

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コンピュータシステムやソフトウエアの企画・立案から開発、運営・保守管理までを一貫して手掛けるほか、コンピュータに関するコンサルティング、アウトソーシングなど、幅広いIT事業を手掛ける『日本アドシス』。創業から10周年を迎えた2006年からは、自社の「第二の創業」時期と捉え、さらなる発展へ向けて顧客満足の追求を行っている。代表取締役社長の若月吉太郎氏に、女優の渡辺めぐみさんがインタビューを行った。

渡辺 まずは若月社長のこれまでの歩みからお聞かせください。

若月 学生時代、新聞などを読んで、「これからはコンピュータの時代が来る」と確信しましてね。高校卒業後は、すぐにコンピュータ業界に入りました。そして、約25年経験を積み、1996年に『日本アドシス』を設立し、独立を果たした次第です。独立したと聞いて仕事をくださったお客様や、応援してくださる方に支えられ、創業当時の荒波を乗り越えることができました。

渡辺 では、現在の業務内容について教えてください。

若月 コンピュータシステムやソフトウエアの企画立案・開発から運営、保守管理、コンピュータ利用に関するコンサルティング、またコンピュータ関連機器販売などを手掛けています。

渡辺 お客様の話を聞き、それぞれに合わせた提案をされているのですか。コンサルタント的な存在なのですね。

若月 そうですね。販売管理であったり、営業管理であったり、工場の生産管理であったり……様々な業種のお客様に合わせたシステムを開発し、提供しています。業務そのものについてはお客様の方が詳しいわけですから、私どもはコンピュータのプロフェッショナルとしてコンピュータに関する知識を提供して、お客様の要望に応え、業務を効率良く進められるシステムを作っているわけです。その他、サーバ構築やアウトソーシング業務も手掛けています。

渡辺 信頼関係が重要になるお仕事ですね。どのような心構えで歩んでこられたのでしょう?

若月 どんな業種でも信頼は大切です。私はただ真面目に、お客様のことを考えて業務を手掛けてきただけです。技術者というのは、お客様にとっての使いやすさよりも、ついつい自分の満足を優先させてしまいがち。しかし私は、「コンピュータの素人であるお客様が使いやすいものを」と心掛けてきました。「パソコンを使用し、業務を遂行しているプロフェッショナルな企業として、お客様に最新で、かつ最先端のパソコンライフを楽しんでいただき、そして3M(無駄、無理、ムラ)をなくすために努力いたします」を企業理念に、お客様の業務内容・処理内容を正しく理解し、効率化を考え、高品質な業務を手掛ける姿勢を貫いています。

渡辺 現在スタッフの方は何名いらっしゃるのですか。

若月 10名ほどです。スタッフには具体的な目標を持たせるようにしています。スタッフ一人ひとりが革新的な意識を持ち、自然に自分なりの道を切り開いていける──そんな人材を育てる指導をしているんですよ。

渡辺 目標を高くもって、業務に取り組まれているのですね。

若月 お客様にとって、最良のコンピュータシステムを提供するためです。プロフェッショナルとして、当然のことと思います。これからは、後継者の育成にも力を入れていく所存です。

渡辺 設立から丸10年が経ちました。振り返られていかがでしょう?

若月 「振り返る」というよりも、私自身、創業から10年を迎えた今を、「第二の創業」だと認識しています。これからまた、若い人材が目標を持ち、やる気を持って仕事ができる環境づくりにも力を入れていこう、会社基盤をさらに盤石なものにしていこう、お客様にもっと喜ばれる企業にしようと、志新たにしているところなんですよ。

渡辺 まさにこれから、「さらなる成長を目指していこう」というところなんですね。

若月 ええ。また、当社の社名には『日本』と付いています。今後は地元福島だけではなく、全国に拠点を置き、幅広い展開をしていきたいですね。現在10名のスタッフも、ゆくゆくは増員し、60名にまでは増やしたいですね。そういう目標を一つひとつ達成していきたいと思います。この仕事は自己実現が大切。「自主・自律・発展」を目指しつつ、地域社会に貢献できる企業であり続けたいと考えています。

渡辺 これからも頑張ってください。陰ながらではありますが、私も応援させていただきます。

目標を達成する力

▼「経営はリスクマネージメント」と語るのは、『日本アドシス』の若月吉太郎社長。厳しい状況に陥った時にいかに対応していくか、また、常に最悪の状態を考え、体制を整えて準備しておくかが大切なのだと言葉を続ける。学業修了後より、ソフト開発に取り組んできた社長は、仕事を通して、リスクマネージメントの大切さを学んだ。「ソフトがお客様の要望通りに動くというのは当たり前のこと。その当たり前のことにプラスして、間違った操作など、突発的な障害が起きた時に上手くリカバリーできるソフトであること、これが重要なポイントになります」と言葉を強める。
▼業績を伸ばし、設立10年を迎えた同社。「企業としての弱い部分を補ってきただけ」と、社長は謙虚な姿勢を崩さない。技術者でありながら経営者としての成功を収めている社長。これからも目標を達成し続け、自分の考えを形にし、会社を牽引することだろう。

対談を終えて

「設立10周年を迎えて、ホッとされるのではなく、志新たに前進を続けておられる『日本アドシス』さん。ソフトウエアのプロとしての誇り、心意気を感じる対談でした。また、若月社長の言葉の一つひとつに込められたパワーが非常に頼もしく感じましたね。これからも皆さん一丸となって、クライアントの業務をサポートしていってくださいね! 本日はありがとうございました(渡辺 めぐみさん・談)」


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