有限会社 ミット精工
代表取締役 吉本 豊

材木会社での事務、紡績会社でのデザイン業務などを経験後、兄に誘われ精密機械加工業に携わる。1990年に独立し、『ミット精工』を創業。最新の設備と高い技術力で、人々の暮らしの発展に貢献し続けている。

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あらゆる機械部品の加工や精密機械の組立などを、最新の設備と技術で手掛ける『ミット精工』。その品質の高さは主に口コミで広がり、今や日本全国に顧客を抱えている。高いレベルを誇る技術者集団を率いる吉本社長を、俳優の山下規介さんが訪ね、お話を伺った。

山下 まずは社長の歩みからお聞かせください。

吉本 もともとは材木会社の事務や紡績会社でのデザイン業務など、今とは全く違う仕事に携わっていたのですが、兄に誘われたのをきっかけに精密機械加工業に携わるように。会社を営む兄に協力するかたちで勤務し、15〜6年で約40人の従業員を抱えるまでに成長させることができました。その後、兄のもとから独立し、『ミット精工』を設立したのです。

山下 独立されて、滑り出しは順調だったのですか。

吉本 たった一人でのスタートで、資金的な準備もほとんどありませんでした。ですから最初は小さな安い機械を購入して始めました。来た仕事は何でも受けることが目標でしたね。その後お客様のニーズに応えていくうちに、徐々に現在のような設備を持つに至ったんです。

山下 先程拝見しましたが大きな機械が並んでいてすごい設備ですね。こちらではどのような事業を手掛けておられるのですか。

吉本 あらゆる機械部品の加工や精密機械の組立などです。現在は液晶画面を作るための部品や、携帯電話の部品である水晶発信子、また半導体の製造に関することなどを主に手掛けています。

山下 時代の最先端をリードするお仕事ですし、非常に高度で専門的な技術が必要なのでしょうね。

吉本 そうですね。幸い当社には優秀な従業員が揃っているので心強いです。皆やり甲斐を持って仕事にあたってくれています。全くの未経験で入ってきても、独立できる程の技術を持つまでに成長してくれる従業員も多いんですよ。

山下 それはやはり、会社に人を成長させる力があるということでしょうね。その力はどんな所からきているとお考えですか。

吉本 常に会社に動きがあるのが良いのだと思います。新しいお客様との関係が始まったり、最新の機械が導入されるなどの動きが多くあることで、会社と共に前進しているという手応えがあるのでしょうね。それが技術の向上につながっていると思います。

山下 なるほど。会社の好調ぶりが窺えますね。従業員の方に特に言っておられることはありますか。

吉本 「自分の給料は自分で決めろ」とは常に言っています。実際、最終的に給料を決めるのは会社ですが、その人間の技術力や可能性など認めるものがあれば、会社は報酬というかたちで、正当に評価するという意味です。

山下 なるほど。そんな社長の姿勢も従業員のレベルアップにつながっているのでしょうね。ではご自身が、お仕事の上で心掛けておられることはありますか。

吉本 常に「挑戦」する姿勢を持ち続けることです。一日一日、お客様のニーズに応えるべく挑戦を続けてきた積み重ねで今日があるのです。お客様の満足のために、これからもその姿勢を貫いていきたいですね。

山下 お一人でのスタートからここまで成長されるまで、ご苦労もあったと思います。お取引先はどのように開拓されたのですか。

吉本 実はうちは、営業活動はあまりしていません。口コミから自然に仕事の依頼が入ることがほとんどなんです。現在そのようにして広がったお客様が北海道から九州まで、日本全国におられます。品質がお客様との信頼関係を生んでいるということです。ですから現場で一生懸命頑張ることが、私たちの営業活動だと思っているんですよ。

山下 それでは最後に、今後の展望をお聞かせください。

吉本 毎年、年間の売り上げや設備拡大の規模を設定し、目標に挑戦しているんです。高い目標を立てることによって、本来以上の力が発揮でき、良い結果にも結び付くと思います。これからも、その目標を一つひとつ達成しながら、より高い理想に向けて会社を育てていきたいと思います。

山下 ぜひ頑張ってください。

新たな挑戦が未来を作る

▼座右の銘は「挑戦」だという吉本社長。小さな中古機械を購入し、たった一人で立ち上げた『ミット精工』では高い目標を設定し、それに向けて挑戦を続けてきた結果、北海道から九州まで、全国に顧客を持つ会社に育てることに成功した。
▼液晶画面や携帯電話の部品などを手掛ける『ミット精工』。その作業は緻密で正確な技術を必要とし、顕微鏡をのぞきながらの仕事も多いとか。急速に進化する分野であるため日々の研究が欠かせないが、それだけに新しいことに挑戦していこうという気持ちになると社長は言う。
▼例えば携帯電話。電波を飛ばすための部品である「水晶発信子」の加工には、非常に高度な技術が必要とされる。この水晶発信子をいかに小さく作れるかで、携帯電話そのものの大きさが決まるという。最新の設備と優秀な技術者が揃う『ミット精工』では、日々このような挑戦が繰り広げられているのである。
▼新たなニーズに応えようとする社長の挑戦が、私たちの豊かな未来を作っていくのだ。

対談を終えて

「常に前向きな社長のお話からは、最先端の技術に携わるお仕事への愛情が伝わってきました。また信頼を寄せる従業員が、より力を発揮できるような環境作りにも気を配っておられるようですね。そんな思いが従業員にも伝わり、ハイレベルな仕事を実現しているのでしょう。口コミで全国に顧客が広がったというのが、何よりその技術の高さを物語っていると思います。これからの社長の新しい挑戦にも注目したいですね。ぜひ頑張ってください(山下 規介さん・談)」


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