有限会社 並木工務店 並木建築設計事務所
代表取締役 並木 健次

  

大正時代に創業した『並木工務店』は、伝統工法を重視し、木造建築の設計・施工を手掛けている。代々伝わる手作りの在来工法は、木の温もりを最大限に生かした「心のこもった家」を創り上げる。この家に心を打たれた顧客は数知れない。「顧客満足」を追求し、愛情たっぷりの家づくりに夢中になっている並木社長に、元世界Jrフライ級チャンピオンの具志堅用高さんがお話を伺った。

具志堅 『並木工務店』さんは、木造建築の設計・施工を手掛けておられるそうですね。創業はいつになるのですか?

並木 大正時代です。私の祖父が創業しました。私は長男ですから、後を継ぐのが自然の流れだと思って育ってきました。しかし、2代目を務めていた父が、私が中学生の時に他界しましてね。家族を養っていくことが第一でしたから、中学卒業後すぐに、おじのもとで大工修業に入りました。そして10年間経験を積んだ後、父の後を継ぐ形で3代目として再出発しました。

具志堅 就任後はいかがでしたか?

並木 儲け主義に走らず、「お客様本位」で丁寧に仕事を手掛けてきました。その甲斐あって、現在ではここ熊谷市を中心に、東京にもお客様を抱えています。

具志堅 社長のモットーとは?

並木 「お客様の家づくりを最善を尽くしてお手伝いすること」です。子どもの頃から父の働く姿を見て育ちましたので、このことを父から自然に学びました。父の気質を引き継ぎ、お客様からの要望を何でも引き受けてしまう癖があるので、職人には無理をさせることもありますが(笑)。そしてもう1つのモットーは、「地道に堅実に歩んでいくこと」です。お客様の要望に対して忠実に精一杯応えていく──そうすることによって、自然と会社が成長していければいいですね。

具志堅 施工の際にこだわっておられる点はありますか?

並木 伝統工法を重視し、温かみのある住宅を建てています。現在はプレカット加工の技術が普及し、住宅の骨組み通りの材木が簡単に手に入る時代。しかし当工務店では、材木の特性を考慮した上で、古くから伝わる工法で作るといった、「手作りの家」にこだわっているのです。自分の仕事にやり甲斐と誇りを持っているので、ここだけは譲れない部分ですね。

具志堅 現在、スタッフは何名で?

並木 7名です。若い衆や後継者である息子がとてもよく頑張ってくれており、心強いです。彼らに常々言っていることは、「お客様第一」だということ。サラリーマンの方がコツコツと貯めたお金で、生涯で一番大きな買い物をされるのだから、心をこめて、最大限の技術を提供したいのです。

具志堅 では、最後に今後の目標を。

並木 これからも、「心のこもった手作りの家」を提供していきたいです。また、若い衆が一人前になれるようサポートし、ここで習得した伝統工法を次世代に継承してくれることを願っています。

具志堅 今後の活躍に期待しています!

対談を終えて

「文学や音楽もそうですが、人々に心から愛されているものは、時を経ても色褪せません。『並木工務店』さんが建てる家も、きっと愛され続けることでしょう。今後も皆さんと一致団結して、人々の心に響く家づくりを手掛けて下さい!(具志堅 用高氏・談)」

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