健進塾
塾長 上村 健

  

福岡県飯塚市出身。大学生時代にアルバイトで塾講師を務め、卒業後は塾経営のノウハウを学ぶべく塾に就職。しかし、自らの意見と塾の方針にギャップを感じ、9カ月後に退職し「健進塾」を立ち上げる。

小学生から高校生までの指導を手掛ける「健進塾」。「生徒の成績アップ、学力向上には保護者の協力が必要不可欠。そういった点を理解して頂くよう、保護者の方と密な話し合いを進め、塾と保護者が生徒をバックアップできるよう努力しています」と上村塾長は語る。

村野 塾長が教育現場に携わろうと考えられたきっかけと言いますと?

上村 物心ついた頃に「先生」と呼ばれることに憧れを抱きましてね(笑)。また、小学校5〜6年生のときの担任が良い先生だったのですよ。非常に熱心で、愛情をもって生徒に接してくれた先生を子供ながらに尊敬していました。それに加えて、中学・高校生時代に友達から質問されることが多く、どうやったら相手に理解してもらえるかということを考えながら教えるのが楽しかったのです。大学生時代は塾講師のアルバイトをし、相手が理解したかどうかをその場の雰囲気や相手の目を見ることで察知できるようになりました。もし生徒が分かっていなかったらもう1度説明し、分かっていれば次に移る。理解できなければ理解できるまで繰り返す、この姿勢が教育には大切だと知りました。

村野 大学卒業後はどちらかにお勤めされたのでしょうか。

上村 塾経営のノウハウを身に付けるためにまず塾に就職しました。ですが、その塾の経営方針と私の意見が合わなかったため、「この塾のやり方はちょっと違うのではないか」という疑問が芽生え、そういった状態では良い仕事をすることができないと考え、入社9カ月後に思い切って辞めたのです。そして、当塾を立ち上げました。当初は1人で指導に当たっていましたが、開校してから1年半ほどで軌道に乗り始め、手応えを感じるようになりました。

村野 独立していかがでした?

上村 もちろん食べていくためにはある程度の利益が必要ですが、利益を追求するだけの塾にはしたくないと考えて始めました。利益よりも教育の質を充実させたいという方針は、保護者の方にも理解・支持して頂いていると思います。

村野 塾長が頭に思い描いていたものを実現できているようですね。現在はスタッフの方もいらっしゃるのですか。

上村 ええ。双子の弟にも手伝ってもらっている他、後輩などに声をかけ集まってもらいました。

村野 対象とされている生徒さんと言いますと?

上村 小学生から高校生まで幅広いですよ。どのような年齢層であっても対応できるだけの講師を揃えており、講師の質には自信を持っています。

村野 保護者の方々の評判などはいかがですか。

上村 お陰様で上々です。入塾して2カ月もすると子供たちが意欲的に勉強に取り組むようになるんですよ。勉強がつまらないと感じるのは分からないからで、理解できるようになれば子供たちはもっと新しいことを知りたいと熱心に知識を吸収します。その意欲に講師が応えてあげれば、子供たちは打てば響くというようにどんどん学ぶようになるのです。

村野 なるほど。知識を身に付ける快感は1度味わうとやめられませんものね。

上村 ええ。いかに子供たちに学ぶことの大切さや面白さを教えてあげられるかがポイントです。それに加えて、保護者の方々の理解も必要不可欠。例えば、当塾では理解の遅い子供については授業が終わった後に個別で教えることがあります。その場合、迎えに来て頂いた親御さんには待って頂かなければなりません。お待たせしている親御さんには申し訳ないと思いますが、分からない箇所をそのままにして自宅に帰すほうが気になるため、延長して指導するようにしています。

村野 それだけ熱心に指導してもらえたら保護者の方も喜ばれるでしょう。

上村 ありがたいことに保護者の方々や生徒からの紹介で新しい生徒が増えています。これも懸命に指導に取り組む講師陣に対する親御さんの評価だと思っています。嬉しいことですね。

村野 支持された秘訣とは?

上村 利益主義に走ることなく、本当に生徒のことを思って努力してきた結果だと思います。苦しい時期もありましたが、信念を曲げずに貫いたことが徐々に実を結んできたのではないでしょうか。とは言え、まだまだこれからですけれどね。

村野 最後に夢をお伺いします。

上村 私の考え方や方針をきちんと理解し尊重してくれるスタッフを育てていきたいです。今後もスタッフ一丸となって子供たちの教育に取り組んでいきます。

……親子二人三脚で勉強に取り組む……

 「勉強しなさい」──この言葉を言わずにすんだ親御さんはほとんどいないだろう。親御さんにとってもできることなら言いたくない言葉。しかし、言わずにはいられない言葉の1つである。ただ上村塾長は「『勉強しなさい』と言う権利を持つ親御さんは少ないのですよ」と話す。
 塾に子供を通わせたい保護者に対して「どうして勉強させたいのですか」と必ず塾長は問う。「保護者の方は『子供だけは大学に行かせたい』『子供の可能性を伸ばしてあげたい』とおっしゃいます。そういう思いで塾に通わせる決意をしたものの、いざ塾の門を叩いた後は塾任せ。それでは困ります。親御さんにも勉強して頂きたいのです」。勉強するということは、子供と一緒に年代を暗記したり、数式を解いたりすることではない。我が子にあった進路をリサーチし、目標を実現するために必要な勉強法を考えるのが親の使命だという。「どういった学校に行きたいのか。そのためには具体的にどのように勉強を進めていくのか。そういったことをきちんと調べ、ゴールを目指して子供と二人三脚で歩いていくという姿勢を見せることで、初めて『勉強しなさい』と言うことができるんです」と塾長は語る。体調管理を含めて、本気で子供のことを考えられるのは保護者だけ。勉強を通じて親子の絆が深まることを塾長は望んでいる。

対談を終えて

「『分かる喜び』『学ぶことの大切さ』を生徒さんに教えてあげたいとおっしゃる上村塾長。これからもスタッフの方々と力を合わせて、学習指導に取り組んでいってください。陰ながらにはなりますが、私も応援させて頂きます(村野 武範氏・談)」

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