ひだまりファミリー歯科医院
院長・歯学博士 土井 寛則

  

千葉県出身。東京歯科大学大学院を卒業し歯学博士となる。その後はいくつかの歯科医院で勤務。分院長を務めるなど、経験を積みながらも顎咬合学会の認定医や歯科理工学会の認定医、ドライマウス研究会の認定医なども取得。2005年3月に『ひだまりファミリー歯科医院』を開業した。

『ひだまりファミリー歯科医院』は、アットホームな歯科医院を目指し、2005年3月に開業した。患者さんの立場に立ったカウンセリングをもとに、虫歯の治療や治療後のケアをはじめ、口腔に関することは一貫して任せられる医院だ。カウンセリングルームの完備や治療室の完全個室化など、患者さんサイドに立った、きめ細かな配慮がなされている同院を俳優の三ツ木清隆さんが訪れ、土井院長にお話を伺った。

三ツ木 院長が歯科医を志されたきっかけからお聞かせ下さい。

土井 小さい頃、虫歯が多くて、よく歯医者に連れていかれたんです。私が子供の頃の歯医者といえば、治療については何の説明もしてもらえず、ただ「泣くな、騒ぐな」の治療だったんです。ですから、歯医者に対してはずっと恐怖心を持っていたんです。しかし、気がついたら「患者さんに恐怖心を与えない歯科医」を目指すように。そして、東京歯科大学大学院を卒業し、博士号を取得しました。卒業後は、いくつかの歯科医院に勤務。その中で分院長を務めさせて頂くなどし、経験を積みました。次第に「自分の理想の治療を実現したい」という想いを強く感じるようになり、今年3月、当院『ひだまりファミリー歯科医院』を開院した次第です。

三ツ木 ご自身の「怖かった」という体験を生かされているというわけですか。

土井 そうですね。患者さんは診療台に座ってしまうと、大なり小なり緊張されます。技術的なもの以前に、患者さん側からの話もちゃんと聞いてあげて、プレッシャーを与えず、緊張を解いてあげることがとても大事な治療の一部だと考えています。「この歯を治すには、色々な方法があって、これだけ時間が掛かって、治療費はこれぐらい掛かります」ということや、「医者としてはこの方法を勧めたいが、時間的、金銭的な都合もあるでしょうから……」と話し合いで患者さんに選んで頂く形を取っています。また、当院ではカウンセリングルームを設置しています。「歯医者さんに聞きたいけど、聞けない……」ということは結構多いと思うんですよね。結局は診療台の上で言いなりになってしまう患者さんが多いと思うんです。ですから、初診の方だけでなく、いつでも利用して頂けるように開放しています。

三ツ木 カウンセリングを行われている歯科は増えているのでしょうか?

土井 まだまだ少ないのが現状ですね。私たち、歯科医には「スタディーグループ」という研究会があって、歯医者をしながらも勉強する場が与えられていましてね。私がインストラクターを務めるスタディーグループでは、カウンセリングルームを作ることを推進しており、徐々にですが浸透してきています。

三ツ木 患者さんの要望を大切になさっている様子がよく分かります。

土井 そのほかに、キッズルームも開設しています。診療台に座れないお子さんでもそこで恐怖心を抱かず、緊張せずに歯の治療を受けて頂けるよう、週に一度は保育士の方に来てもらって、遊びながら虫歯予防の話などもしています。その際には私も、キャラクターのエプロンなんかをしているんですよ (笑)。お子さん連れのお母さんには安心して治療を受けて貰えるようにお子さんを座らせるスペースも作ってあります。また、治療室は完全個室になっていますので、隣の患者さんの視線を気にせずに安心して治療が受けられます。

三ツ木 本当にきめの細かい心遣いがあちこちに感じられますね。また、こちらに伺った時のスタッフの方の対応が非常に良く、ご指導が行き届いていることにも感心しましたよ。

土井 ありがとうございます。スタッフには挨拶を大切にするように指導しています。挨拶から始まって、患者さんとたくさん話をしてコミュニケーションを取ってもらうこと、患者さんに対して優しい言葉をかけて緊張をほぐしてさしあげるように心掛けてもらっています。

三ツ木 では最後に今後の展望をお聞かせ下さい。

土井 カウンセリングルームから笑い声が聞こえるような、明るくアットホームな院づくりをしていきたいですね。少し時間があるときにカウンセリングを受けたり、歯の寿命をのばすために口の中を掃除したりと、治療が終わってからも気軽に、また末永く来て頂けるような、愛される医院にしたいと思います。

三ツ木 頑張って下さい!

……患者さんへの想いをこめて……

▼『ひだまりファミリー歯科医院』の土井院長は、「日本顎咬合学会」や「日本歯科理工学会」、「口腔インプラント学会」など、多数の歯科学会に所属。治療のかたわら、さまざまな研究を日々怠らない。それは、医師としての責務のほか、患者さんのことを最優先に考えた想いがこめられている。
▼インプラントや審美など、進歩する技術の情報を常に仕入れ、患者さんに提供する──。同院ではインプラントに関しては、東京歯科大学口腔外科のドクターと二人体制で行っている。「いろんな場合が考えられますから、どんなことにも即、対応できる様にしています」と院長。患者さんのことを考えた院づくりを続ける中で、今後ますます地域から寄せられる信頼も厚いものとなるだろう。

対談を終えて

「“今までの歯科医の既成概念をなくしたい”と強調されていた土井院長。『ひだまりファミリー歯科医院』を訪ねて、私も今までの歯科医院のイメージとは余りに違っていて驚きました。常に患者さんの立場に立って話を聞いてくれる歯医者さんが、これからますます増えていくことを願っています(三ツ木 清隆氏・談)」

本記事及び掲載企業に関する紹介記事の著作権は国際通信社グループに帰属し、記事、画像等の無断転載を固くお断りします。Copyright (C) 2005, Kokusai-Tsushin Co., Ltd.